協議離婚

【協議離婚】話し合いの場を設定するため、調停を申し立てたが、協議により短期間で離婚が成立した事例

  • 依頼者:女性(30代)パート
  • 相手方:男性(40代)会社員

事案内容(相談までの背景)

夫からの暴力に耐えかね、実家に帰った妻より、早期に離婚がしたいということで相談を受けました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

夫は、妻が突然自宅を出たことに驚き、妻の実家を訪ね、戻ってくるように要求するなどの行為に出たので、夫に対し、早急に受任通知を送り、妻の意向を伝えました。

当初、夫は、離婚に全く応じなかったため、調停を申し立てて話し合いの場を持ちました。調停期日を2回ほど経て、夫は、妻の離婚の決意が揺るがないものであることに気付き、互いに早期離婚を目指すようになりました。

ところが、コロナ禍で調停期日が随分先となってしまったため、結局、調停外で離婚協議書を作成し、調停を取下げ、無事、離婚が成立しました。

解決のポイント(所感)

bengosi

相手方に何も告げずに自宅を出る場合、相手方から何度も電話やメールでの連絡が来たり、実家に押しかけて来たりする恐れがあります。相手方に対し、弁護士より、受任通知を送付すると、このような連絡は止まることがほとんどです。

また、自宅を出られる前に、ご依頼いただき、実家を出られたタイミングで受任通知を送付しておくと、相手方より直接の連絡が入る恐れが軽減し、安心です。

当初、相手方が離婚に応じない姿勢を見せていても、離婚を望む理由等を示し、戻るつもりかないことをはっきりと表明すると、相手方も離婚に応じる場合があります。

【協議離婚】別居を始めた夫婦間の話合いの場を設定し、早期に離婚協議を成立させた事例

  • 依頼者:女性(60代)主婦
  • 相手方:男性(60代)会社員
  • 子ども:なし

事案内容(相談までの背景)

夫が離婚を希望し、自宅を出て別居を始めた妻より、依頼を受けました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

夫に対し、離婚を求めるとともに、離婚の条件を提示する文書を送り、電話での交渉がスタートしました。離婚することについては同意が得られました。
その他の離婚の条件については、当事者双方の希望により、当職ら立会いの下、当事者間で直接話し合いを行い、1時間ほどで合意を成立させました。
その後、離婚協議書を作成し、円満かつスピーディーに解決することができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

争点当事者間の直接の話し合いの場を設けることは、言い争いとなり、かえって対立を深める恐れがあるため、ほとんど行うことはありません。

今回は、当事者間の争いが激化していなかったこと等から、直接の話し合いが奏功するケースであろうと判断し、直接の話し合いの場を設けたことが、円満かつスピーディーな解決につながりました。

【協議離婚・面会交流】妻が精神的な疾患により家族に危害を加えた事案において、当面の別居と子どもに対する直接面会を見合わす和解を成立させた事例

  • 依頼者:男性(40代)会社員
  • 相手方:女性(40代)専業主婦
  • 子ども:3人

事案内容(相談までの背景)

妻が精神的な疾患により、同居の家族に危害を加えるという事件を発生させ、精神科の病院に入院することになりましたが(その後妻は実家へ行きました。)、妻は疾患が治癒傾向にあり、危害を加える可能性は無くなったとして、同居の再開と子どもとの面会を夫側に求めました。

夫としては、精神疾患が理由とは言え、妻の異常行動等に婚姻継続の意思を無くし、離婚を希望し、同居の拒否と子どもに対する面会の拒否を要望しました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

依頼者(夫)から詳しく状況を確認し、まずは妻側に内容証明を送り、無理矢理自宅に戻ったり、子どもに面会しないように警告しました。

その後、調停手続となりましたが、同居や子どもとの面会交流が無理であることをわかりやすくまとめて調停委員に説明をしました。子どもに裁判所に行ってもらい、調査官に対して母親と面会したくない理由を詳細に述べてもらいました。

その結果、妻側が折れ、当面同居しないこと、子どもに直接面会を求めないこと、を調停で和解しました。

解決のポイント(所感)

bengosi

子どもの面会交流については、子どもの意思が尊重されるため、同居親が頑なに面会を拒否するよりも、調査官に子どもの意思を直接確認してもらって、子どもの拒絶意思が堅いことを報告書にまとめてもらった方が、説得的に面会交流の実現困難性が立証でき、良いと思います。

本件では調査報告書が詳細にまとめられたため、妻側も納得して和解する気持ちになったようです。

【協議離婚・財産分与】有責配偶者である夫から妻に対して離婚を申し入れ、協議離婚を成立させた事例

  • 依頼者:男性(50代)自営業
  • 相手方:女性(50代)自営業
  • 子ども:3人(成人)

事案内容(相談までの背景)

結婚30年目の夫婦でしたが、夫の不貞行為を理由として、別居するに至りました。

夫は離婚を希望しましたが、妻はこれに応じず、妻からは不貞相手に対する慰謝料請求がなされました。

それでも夫はどうしても離婚したいということで、妻との交渉を弁護士に委任するために来所されました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

妻に対して離婚協議を申し入れたところ、妻も弁護士に委任しました。その後弁護士同士で離婚について協議し、夫名義の財産をすべて開示した上で、財産分与額を算定し、妻に提示しました。

妻からは財産分与に加え、一定額の解決金の支払いを求められましたが、交渉の結果、妻請求額からは減額した額にて、早期に合意ができました。結局、早期に離婚協議書を作成の上、協議離婚することができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

婚姻関係を破たんさせた側の配偶者(有責配偶者)からの離婚請求は、訴訟においてはなかなか認められません。ただし、もちろん永久に離婚が認められないというわけでありません。

直ちにあきらめることなく、適切な案を提示の上交渉した場合、今回のように、早期に協議離婚が成立することもあります。

【協議離婚】これから離婚しようとしている夫婦に適切な離婚協議書案を作成し、妥当な離婚協議を成立させた事例

  • 依頼者:男性(30代)会社員
  • 相手方:女性(30代)アルバイト

事案内容(相談までの背景)

その場で夫の要望に沿った離婚協議書案を作ってお渡ししました。その後、2週間くらいして、妻側の要望を付け加えた離婚協議書の再作成を依頼されたので、前の案を修正し、2部作成して正式なものをお渡ししました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

夫婦で話し合って3週間程度で離婚することができ、円満かつスピーディーに離婚をすることができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

夫婦の対立が尖鋭化していない場合には、具体的な離婚協議書の案が示されれば、すっと離婚協議が成立するケースも多いと思います。

早期に案を示したおかげで紛争が激化することなく妥当な解決が図られたのはとても良かったと思います。

【協議離婚】スムーズに公正証書を作成し離婚できた事例

  • 依頼者:男性(40代)会社員
  • 相手方:女性(40代)パート
  • 子ども:なし

事案内容(相談までの背景)

結婚15年目でしたが、妻の浪費と日頃の身勝手な言動に耐えかね、夫の方から離婚を申し出ました。妻は絶対に離婚したくないと主張していましたが、夫の方から相応の財産給付を申し出たところ、離婚については同意が得られました。

しかし細かい点や将来の不安について夫の説明では納得せず、なかなか最終的な離婚協議書の作成まで至らないということでご相談にみえました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

当方において、妻の要望を盛込む形で詳細な離婚協議書を作成しました。また離婚協議書に盛込むことが法的に不可能な事項については、その旨具体的に説明してご理解いただきました。

最終的には名古屋の公証役場で離婚給付等契約公正証書を作成することができ、離婚届提出に至りました。

解決のポイント(所感)

bengosi

離婚についての公正証書を作成する際、一般的な内容であれば、公証人と協議の上、比較的簡単に作成していただくことができます。しかし複雑な内容であったり、当事者に細かい要望がある場合には、弁護士にご相談いただいた方が、当事者の意向を詳細に反映した内容の公正証書を作成することができます。

また、弁護士において公正証書案を作成し、弁護士が事前に公証人と打ち合せしますので、公正証書作成当日は、スムーズに公正証書を作成することができるというメリットもあります。

【協議離婚】妻から借金の返済を求められても生活費の支払も求められても、支払を滞りがちであった夫との間で、離婚を成立させ、借金の一部の返済を約束させた事例

  • 依頼者:女性(40代)
  • 相手方:男性(40代)
  • 子ども:2人(小学生。妻と同居)

事案内容(相談までの背景)

依頼者(妻)は、夫と別居して1年以上ひとりで子ども達の面倒をみていました。夫は収入が低く、養育費も滞りがちで、依頼者から借金をしているくらいでした。
依頼者としては夫と正式に離婚し、きちんと借金を返済してもらえるようにしてほしいとの依頼で、離婚交渉を受任しました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

依頼者は、夫に借金の返済をきちんとしてもらいたい一方で早期に離婚したいという希望があり、交渉は難航すると思われました。
特に依頼者が夫にお金を貸した証拠に乏しく、夫に否定されたら不利であることが想定されました。

交渉は難しかったですが、離婚の成立、借金の一部の返済、養育費の支払、面会交流のルールを合意することができ、離婚届を早期に取り付けることができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

夫婦間の金の貸し借りは立証することが難しい場合があります。
合意書やメモ等の資料があれば良いのですが、無い場合は非常に苦労します。
本件は、相手方が交渉時に一部を貸金として認めてくれたため、当方の要求額から一定譲歩してすぐに合意を取り付けることができ、幸運でした。

【協議離婚】別居が1年続き、音信不通となっていた妻との間で、迅速に離婚を成立させた事例

  • 依頼者:男性(50代)
  • 相手方:女性(40代)
  • 子ども:1人(小学生。妻と同居)

事案内容(相談までの背景)

依頼者(夫)は、妻の実家の家業を手伝っていましたが、妻の父親と喧嘩となり、妻とも不仲となったため、全てを置いて家を出ました。
家を出てから1年が経過しましたが、その間、依頼者は妻や子どもと一切連絡をとりませんでした。
依頼者としては、とにかく妻と離婚をしたいと希望され、離婚交渉を受任しました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

交渉では、とにかく依頼者が離婚したいという意思で、財産分与や慰謝料は請求しなくてよいというスタンスだったため、妻側もすぐに応じてもらえるだろうと楽観していましたが、意外にも相手方に弁護士がつきました。
弁護士がついたため、過去の夫側の不貞行為を持ち出され、長期化するかもしれないと懸念しましたが、不動産等の財産関係の清算がきちんとできればすぐに離婚に応じると回答があり、早期に交渉が成立し、受任から1ヶ月半程度で離婚をすることができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

相手方にとって不利ではない解決ならば、早期に離婚が成立する余地はあります。
しかし、そのような有利な解決であっても、相手方の感情を害するような言動をとってしまうと、紛争が長期化するおそれがあります。
弁護士は慎重に相手方の感情を害さない表現を駆使しながら交渉しますので、今回はそれが奏功したのではないかと思います。

【協議離婚】交渉期間1ヶ月で早期解決できた事例

  • 依頼者:女性(30代)
  • 相手方:男性(30代)
  • 子ども:1人。先夫の子と養子縁組

事案内容(相談までの背景)

夫は離婚を拒否して、子どもとの面会を要求していましたが、妻はどうしても離婚をしたいし、子どもに会わせたくないと希望していました。夫にモラハラがありましたが、離婚原因としてはやや弱い点がありました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

夫には離婚を強く説得し、子どもへの面会も当分我慢してもらうよう説得しました。養育費は、妻側の実家にゆとりもあることから、基準よりやや低めに決めました。但し、財産分与では、小型自動車をこちらが取得するなど、やや有利にまとめました。また、ストーカー的行為も見られたので、警察の協力を得た時期もありましたが、合意できた後は、おさまりました。

解決のポイント(所感)

bengosi

交渉のペースをかなり速くしたこと、相手方が金銭的に細かく、特に金銭支出に対して拒否的な性格だったことから、経済的利害得失を説得材料に使うことが、有効でした。

【協議離婚】夫が不倫をしていたが、妻に協議離婚に応じてもらえた事例

  • 依頼者:男性(50代自営業)
  • 相手方:女性(40代会社員)
  • 子ども:2人(小学生)

事案内容(相談までの背景)

・夫が不倫して妻に離婚を求めましたが、妻は応じてくれず、夫が自宅を出ました。

・双方ともに収入があり、とくに夫が高額所得者でした。

・他方で、自宅は双方がそれぞれローンを組んでいました。
 かなり高額のローンを組んでいたため、他に財産はない状態でした。

・妻は、自宅に住み続けることを望んでいたので、
 その点も離婚をするのにハードルになっていました。

当事務所の活動結果(受任から解決まで)

奥様には、このまま自宅に住み続けても、お互い高額のローンを支払わなければならないこと、やり直すことができない以上、将来的に離婚するよりも早期に自宅を売却した方が高く売ることができるのでメリットがあることを強調し、現時点であれば有利な条件を付けることができると説得しました。

そこで、①自宅を売却して双方のローンを返済し、余ったお金を折半する。②これとは別に解決金200万円を支払うということで、納得していただきました。

養育費の額を子ども1人につき15万円/月とし、子との面会交流も認める内容とすることができました。

解決のポイント(所感)

bengosi

夫側に落ち度があり、当分離婚ができる状態ではありませんでしたが、現時点で離婚した方が妻にとってもメリットになる解決案を提案することで、早期に離婚することができました。

【協議離婚】妻と5年以上別居しているが、妻が別れてくれないケースで協議離婚を成立させた事例

夫側から依頼を受けた件ですが、妻と5年以上別居しているが、妻が別れてくれない、という相談がありました。夫に確認したところ、婚姻費用として給料の3分の2以上を渡しており、妻側が現在の地位を失いたくないという状況がありありと分かりました。

そこで、夫が妻側に対して必要以上の婚姻費用を支払う必要が無いことを説明し、現在の婚姻費用を大幅にカットしました。
あわせて、妻側に早期離婚をして頂けるならば、+αの財産分与を行う旨申入れをし、極めて短期間のうちに妻側と離婚協議が成立しました

このように、婚姻費用を見直し、同時に離婚の提案を行うことで、早期の和解解決の道が開ける場合があります。

原因や争点別の分類

離婚の原因

  • 不倫・浮気・不貞行為
  • DV・暴力

離婚の争点

お金について

  • 慰謝料
  • 財産分与
  • 不動産・住宅ローン
  • 婚姻費用
  • 預貯金
  • 退職金

子どもについて

  • 親権
  • 養育費
  • 面会交流

性別

  • 男性
  • 女性

手続き

  • 協議離婚
  • 調停離婚
  • 裁判離婚
  • 慰謝料請求

職業

  • 経営者・役員
  • 会社員
  • 主婦
  • 無職

年代

  • 20~30代
  • 40代以上
電話で問い合わせ052-231-1706
       
離婚相談票
PAGETOP

離婚相談票