離婚のトラブル解決事例
モラハラ
【モラハラ】夫からモラハラを受けていた妻が、解決金を得て離婚を成立させることができた事例
- 依頼者:女性(20代)会社員
- 相手方:男性(20代)会社員
- 子ども:1人
事案内容(相談までの背景)
結婚4年目でしたが、結婚当初から、夫の日常的なモラハラや、ヒステリックな行動があったため、妻が別居を申し出、結婚2年目から別居生活をしていました。
しかし、妻が養育していた2歳の長男の面会交流をめぐって、夫との間でトラブルとなり、結局夫が弁護士に依頼して、離婚調停と面会交流調停を申立てました。
その後、離婚調停は不調となったため、夫は名古屋家庭裁判所に離婚訴訟を提起し、訴訟対応を依頼するために妻が相談にみえました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
離婚訴訟では、夫は、妻の家事や育児方法に問題があったことを主張しましたが、妻側からは夫のモラハラについて詳細に主張しました。
結局、裁判所は、夫のひどいモラハラが離婚を招いたという心証をもったため、夫から妻に対して解決金を支払う内容で和解を勧告し、和解が成立しました。
また、面会交流については、審判となっていましたが、夫が直接面会交流をすることを諦めたため、離婚訴訟において、間接的面会交流を行うことであわせて和解しました。
解決のポイント(所感)
モラハラについては、なかなか立証することが困難です。今回の事案では、妻が詳細に夫の言動を記録していたため、記録に基づいて詳細に主張立証し、裁判所に妻に有利な心証を抱いてもらうことができました。
配偶者の問題ある言動については、同居期間中に可能なかぎり録音を、最低限メモをしておくことが重要です。
【モラハラ】遠隔地に住むモラハラ夫と速やかに離婚することができた事例
- 依頼者:女性(20代)専業主婦
- 相手方:男性(40代)会社員
- 子ども:なし
事案内容(相談までの背景)
アメリカの会社に勤務しアメリカで暮らしている日本人夫と結婚したばかりですが、夫が暴言を吐いたり、物を壊したり、異常な行動をとるようになったということで、ご相談にみえました。
妻は、このままアメリカに行くと、二人きりになり、モラハラを受けたり、場合によってはDVを受ける可能性があること、相手方が遠隔地にいるので、離婚手続きが難航しそうであること、から仲介をしてほしいという依頼がありました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
ご本人は、とにかく離婚できればいいという気持ちでしたので、財産分与や慰謝料は一切請求しない、逆に相手方からの請求は一切認めない、というスタンスで交渉をしました。
相手方としては、当初は離婚をしたくないという意向でしたが、過去の自分の行為が離婚事由になると悟ったのか、一切の金銭的やり取り無しでの離婚に応じることになりました。
アメリカに離婚届を送付することや、アメリカに妻側が置いてきた荷物を送付することなどを取り決めて、1~2か月程度できちんと離婚することができました。
解決のポイント(所感)
相手方が海外にいると離婚手続きはとても大変です。
円滑に離婚を進めるためには、核心的な利益を維持しつつ、柔軟に交渉する必要があると思います。