離婚のトラブル解決事例
【財産分与・慰謝料】韓国籍同士の夫婦の離婚を成立させた事例
- 依頼者:女性(30代)会社員
- 相手方:男性(30代)会社員
- 子ども:1人
事案内容(相談までの背景)
婚姻から約1年後、性格の不一致等で、夫が実家へ帰る形で別居をしました。
妻より、早急に離婚を成立させたいと、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
早急に離婚を成立させたいとの希望であったため、早速、離婚の条件を提示する書面を相手方に送り、電話で交渉を進めました。
最初の書面を送った時からわずか1か月程度で、離婚の条件がまとまりました。
もっとも、当事者は双方韓国籍であり、日本において、韓国法上でも、離婚の効果を生じさせるためには、日本の家庭裁判所で、調停調書、又は判決を取得する必要があります。
そこで、話し合いと並行して離婚調停を申し立て、第1回調停期日までに、話し合いでまとまった調停条項案を家庭裁判所に提出し、無事、第1階調停期日にて、離婚を成立させることができました。
解決のポイント(所感)
本人同士で話し合うよりも、代理人を介して調整を行う方が、話合いが早く進む場合が多いです。
本人同士で話し合い、話がこじれる前に、早めに弁護士に依頼いただいたのが、今回、早期解決に至ったポイントではないかと思います。
また、外国籍の場合、日本で離婚協議書を交わして、離婚届を日本で出しても、本国では離婚の効果が生じなかったり、そもそも、離婚届を日本でも提出できないという場合があります。
今回は、韓国籍の方の離婚だったので、韓国でも離婚の効果を生じさせるためには、調停で離婚を成立させる必要があったため、話し合いで合意が成立していましたが、あえて、離婚調停を申し立て、調停離婚の形を取りました。
「財産分与 , 慰謝料」カテゴリーの他の事例
- 【財産分与・不倫】有責配偶者であっても離婚調停を成立させることができた事例
- 【財産分与】夫婦の名義の預貯金・有価証券の半分近くが、夫婦の共有財産から除外でき、財産分与を免れることができた事例
- 【財産分与・慰謝料・面会交流・養育費(婚姻費用)】高額所得者の婚姻費用・養育費を比較的低額におさえた事例
- 【財産分与・面会交流】婚姻費用の調停を早期に成立させてから離婚調停を成立させた事例
- 【財産分与・面会交流・親権・婚姻費用】離婚に伴う財産分与をゼロとすることができた事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】依頼者の年収を直近3年の平均にすることにより、婚姻費用額を抑えることに成功した事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】わずか1回で離婚調停が成立し、妻が満足できる財産分与を受けられた事例
- 【慰謝料・不倫】高額な不貞慰謝料が認められた事例
- 【財産分与】別居期間中に多額の婚姻費用を支払ったことを理由に、財産分与で相手方に支払うべき金額を減額できた事例
- 【財産分与・不倫】離婚を拒み、分与する財産がないとして財産開示も拒む夫から、財産分与を受けたうえでの離婚を成立させた事例