離婚のトラブル解決事例
【慰謝料・養育費(婚姻費用)】離婚の条件について公正証書に定め、早期に協議離婚を成立させた事例
- 依頼者:女性(30代)パート
- 相手方:男性(30代)会社員
- 子ども:2人
事案内容(相談までの背景)
夫が不貞をしたため夫婦仲がこじれ、妻が子どもを連れて出て行きました。
早期の離婚と、養育費(婚姻費用)支払、慰謝料支払を求める妻より、依頼を受けました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
離婚と婚姻費用の調停を申し立てるのと同時に、夫に対し、離婚を求めるとともに、離婚の条件を提示する文書を送り、電話での交渉を行いました。
第1回目の調停期日までに、離婚条件について合意ができたので、第1回目の調停期日での調停成立を予定していましたが、新型コロナウィルス対策の関係で、第1回目の調停期日が無期限延期となりました。
そこで、合意に達していた離婚条件について、公正証書を作成し、協議離婚を成立させることができました(調停は取下げました。)。
解決のポイント(所感)
当事者間で合意に達した離婚条件について、養育費支払等の給付条項があるといった場合には、公正証書を作成した方が良いケースがあります。
今回は、時節柄、調停が無期限延期となり、調停成立(調停条項の作成)の見通しが立たなかったため、調停条項の作成に替えて公証役場にて公正証書を作成する方法を採用し、早期に解決することができました。
「養育費(婚姻費用) , 慰謝料」カテゴリーの他の事例
- 【養育費(婚姻費用)】男性側が前婚の子供達(3名以上)に養育費を支払っていることを踏まえ、相手方の要求額よりも数万円低く調停で合意できた事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】5年間別居を継続していた夫婦の離婚を成立させた事例
- 【財産分与・面会交流・養育費(婚姻費用)】預貯金につき別居時の残高から婚姻時の残高を控除するべきという相手方の主張を排斥し、別居時の残高で財産分与をすることができた事例、面会交流につき詳細な条件を定めて合意に至ることができた事例
- 【婚姻費用】サラリーマンの夫に対して未払婚姻費用を支払ってもらうとともに、今後の婚姻費用の支払を合意することができた事例
- 【養育費(婚姻費用)】事情変更を理由に養育費の減額が認められた事例
- 【養育費(婚姻費用)】公正証書を作成することにより、協議離婚を早期に成立させた事例
- 【養育費(婚姻費用)】生活の実情を訴えることにより、算定表よりも少し低い金額で婚姻費用をまとめることができた事例
- 【財産分与・慰謝料・不倫】夫の代理人、妻の代理人、不貞相手の代理人弁護士の三者間で協議して合意成立した事例
- 【養育費(婚姻費用)】失職期間について婚姻費用を減額することができた事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】離婚調停により早期に離婚を成立させることができた事例