離婚のトラブル解決事例
【財産分与・慰謝料・不倫】夫の代理人、妻の代理人、不貞相手の代理人弁護士の三者間で協議して合意成立した事例
- 依頼者:女性(40代)専業主婦
- 相手方:男性 会社員
- 子ども:なし
事案内容(相談までの背景)
結婚5年目の夫婦でしたが、夫から突然離婚を切り出されたということで妻からの相談をうけました。妻は離婚したくなかったのですが、夫との協議途中で、夫の不貞行為が発覚し、自分の希望する条件であれば離婚してもよいという気持ちになりました。
しかし全く条件面で折り合いがつかなかったため、夫は弁護士に委任し、離婚調停を申立てました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
調停を起こされた後、妻から夫の不貞相手に対して、慰謝料を請求する旨の内容証明郵便を送付しました。
不貞相手も弁護士に委任し、以後夫の弁護士、妻の弁護士、不貞相手の弁護士の3者間で全体の解決方法について協議しました。
最終的には、妻から夫と不貞相手それぞれに対して請求した慰謝料満額に加え、元々妻が要求していた自宅の財産分与もなされることになり、ほぼ妻の要求どおりの内容にて解決することになりました。
なお不貞相手は調停の当事者ではないため、調停外で合意書を作成し、調停は取下げるという形で終了しました。
解決のポイント(所感)
配偶者の不貞が発覚した場合、いつ慰謝料を請求するかが問題です。
請求すべきタイミングは事案によって異なりますが、一般的には最初は不貞行為について知っていることを隠しておいた方がよいことが多いです。
今回はよいタイミングで請求ができ、三者まとめて解決できた上、解決内容はほぼ希望どおりの内容ということで、大変よい結果となりました。
「不倫 , 財産分与 , 慰謝料」カテゴリーの他の事例
- 【財産分与・面会交流・養育費(婚姻費用)】財産分与等について適正な金額で調停離婚が成立した事例
- 【不倫】妻が第三者と不貞したが、その期間が数か月であった事案で判決で夫に対する慰謝料請求が認められた事例
- 【財産分与】妻から慰謝料を請求されましたが、お金を支払ってもらった上で和解することができた事例
- 【不倫】わずか1か月で慰謝料を150万円回収することができた事例
- 【財産分与】別居時に退職した場合の夫の退職金の2分の1を取得するという条件で、離婚を成立させた事例
- 【慰謝料・親権】早期に和解離婚をすることができた事例
- 【離婚交渉、財産分与】話し合いができない状態であった妻との間で、短期間で離婚が成立した事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】不動産を早期に売却し、また別居直前の使途不明金を財産分与額に組み入れて、財産分与の問題を解決し、養育費についても15歳以降の変更を予め合意して離婚が成立した事例
- 【財産分与・面会交流・養育費(婚姻費用)】預貯金につき別居時の残高から婚姻時の残高を控除するべきという相手方の主張を排斥し、別居時の残高で財産分与をすることができた事例、面会交流につき詳細な条件を定めて合意に至ることができた事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】わずか1回で離婚調停が成立し、妻が満足できる財産分与を受けられた事例