離婚のトラブル解決事例
【財産分与・慰謝料・婚姻費用・不倫】不貞をした夫との間で、住宅の財産的価値を高めに、また、妻の特有財産を考慮してもらって、財産分与ができた事例
- 依頼者:女性(30代)会社員
- 相手方:男性(40代)自営業
- 子ども:1人
事案内容(相談までの背景)
夫の行動が怪しく、また、離婚を切り出してきたので、これを怪しんだ妻が、探偵を雇い、夫が不貞をしていることが判明しました。
夫は不貞を一応認めましたが、住宅ローン付の不動産があったため、財産分与をどうするかでもめました。また、不動産を購入する際に、妻の親から1000万円の贈与があったことから、これをどのように財産分与で考慮するかが問題となりました。
別居前から、どのような対応をすればよいかご相談にみえました。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
別居する前に相談に来ていただいたので、別居後の生活を安定させることを第一に考えました。
まずは、一人でも暮らしていけるように、就職活動をしてもらうよう、要請し、しっかりした就職先が決まったら、すぐに生活費を支払ってもらう調停を行いました。
また、夫と妻の名義の財産をすべて調査しておいてもらい、すぐに財産分与の提案ができるように資料を準備してもらいました。
離婚調停を申し立てましたが、早期に財産分与の提案をしました。
妻の特有財産の証拠を早期にまとめ、裁判所に提出して、妻特有財産を考慮した財産分与案を提案しました。
比較的早期に財産分与についても協議ができ、早期に和解することができました。
解決のポイント(所感)
妻の特有財産をどうやって算定するかは専門的な知識が必要です。
計算方法によっては、妻にとって有利不利があり、できる限り有利な計算方法を採用する必要があります。
本件では、早期に妻の特有財産の主張ができたため、これを前提に和解案の検討が進められました。
おかげで比較的短期間に事件解決ができました。
「不倫 , 養育費(婚姻費用) , 財産分与 , 慰謝料」カテゴリーの他の事例
- 【不倫】妻が第三者と不貞したが、その期間が数か月であった事案で判決で夫に対する慰謝料請求が認められた事例
- 【不倫】任意の交渉で不貞相手から慰謝料250万円の支払を受けられた事例
- 【不倫】不倫慰謝料請95万円を受領し、夫との接触禁止を約束させた事例
- 【財産分与】財産分与について特有財産性を主張して請求額を減額した事例
- 【慰謝料・不倫】不倫相手に対する慰謝料請求をし、その後希望する条件により協議離婚できた事例
- 【不倫】不倫相手の夫からの高額な慰謝料請求を裁判で減額させた事例
- 【財産分与】別居時に退職した場合の夫の退職金の2分の1を取得するという条件で、離婚を成立させた事例
- 【財産分与】有責配偶者であっても離婚調停を成立させることができた事例
- 【養育費(婚姻費用)】生活の実情を訴えることにより、算定表よりも少し低い金額で婚姻費用をまとめることができた事例
- 【財産分与・慰謝料・養育費(婚姻費用)】妻の不貞で別居した後、妻が離婚協議に応じなくなったため、調停を申し立てたことによって早期に調停離婚が成立した事例