離婚のトラブル解決事例
【養育費(婚姻費用)】審判により養育費の増額が認められた事例
- 依頼者:女性(50代)パート
- 相手方:男性(50代)医師
- 子ども:1名
事案内容(相談までの背景)
夫とは1年以上前に離婚が成立し、その後養育費についても、調停で合意が成立したが、算定表よりも低い金額であるため、月々の養育費額を増額して欲しい。
また、高校進学に伴い特別費用が生じたため、それについても元夫に請求したい。
当事務所の活動結果(受任から解決まで)
養育費の増額請求が認められるためには、合意が成立した後に事情が変わったといえる必要があるところ、本件では、子どもの年齢が15歳に上がったことが事情の変更に当たるかが問題になりました。
そして、色々な文献資料を裁判所に提出したり、本件の特殊性を裁判所に説明する等、尽力した結果、審判において増額が認められました。
解決のポイント(所感)
養育費の増額が認められるかどうかは、過去の合意時の事情であったり、現在の双方の収入等、多種多様な事情を考慮して判断されることになります。
したがって、養育費の増額が認められるかの判断はかなり難しいことから、養育費の増額が認められるか悩まれている方は,家事事件に詳しい弁護士に一度ご相談されることを推奨いたします。
「養育費(婚姻費用)」カテゴリーの他の事例
- 【養育費(婚姻費用)】依頼者と相手方が双方の子供を一人ずつ育てている事例。不利な婚姻費用について調停し、増額できました。
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】特有財産が争いとなったものの最終的には調停で離婚が成立した事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】5年間別居を継続していた夫婦の離婚を成立させた事例
- 【財産分与・慰謝料・養育費(婚姻費用)】訴訟により離婚が成立した事例
- 【養育費(婚姻費用)】婚姻費用分担調停において、子供らの私学費用の負担額を減らした事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】不動産を早期に売却し、また別居直前の使途不明金を財産分与額に組み入れて、財産分与の問題を解決し、養育費についても15歳以降の変更を予め合意して離婚が成立した事例
- 【財産分与・養育費(婚姻費用)】妻の要求により、多額の生活費を払わされていた夫(単身赴任中)につき、生活費(婚姻費用)を減額すると共に、最終的には離婚が成立した事例
- 【財産分与・面会交流・親権・婚姻費用】離婚に伴う財産分与をゼロとすることができた事例
- 【養育費(婚姻費用)】交渉により、今年よりも年収が低い前年の年収で婚姻費用を算定することができた事例
- 【婚姻費用】不貞をした妻からの婚姻費用分担請求につき、婚姻費用の額を減額した事例