不貞行為の慰謝料相場とは?

芸能人の不倫について、慰謝料数千万円が支払われたというニュースを聞かれたことがあるかもしれませんが、一般的には、このような高額な慰謝料が支払われることはありません。

もっとも慰謝料というのは、それぞれの具体的な事案によって、その金額は異なります。
不貞慰謝料の金額について、算定基準があるわけではありません。

ただし、実際に訴訟になった例をみてみると、裁判所が認める慰謝料の金額は、平均的には、数十万円~300万円程度となることが多いようではあります。

なお、訴訟で認められた金額が、そのまま自分の手元に得られる金額ではありません。
たとえば訴訟で慰謝料200万円の請求が認められたとしても、相手に財産がない場合などには、その回収は困難です。

探偵に依頼したり、弁護士を頼んだりすれば、費用もかかりますので、このような点も考慮する必要があります。

慰謝料の算定

慰謝料を算定するにあたっては、下記のような要素が考慮されます。

  • ①不貞の態様(不貞の主導者、不貞期間の長短、不貞相手の妊娠の有無など)
    不貞を主導した側である場合、不貞期間が長い場合、不貞相手が妊娠・出産した場合などは、いずれも慰謝料が高額となる傾向があります。
  • ②婚姻生活の状況(婚姻期間の長短、婚姻生活の状況、子どもの有無など)
    婚姻期間が長い場合、婚姻生活が円満であった場合、子どもがいる場合などは、いずれも慰謝料が増額され得ます。
  • ③不貞判明後の状況(不貞当事者の態度、離婚の有無など)
    不貞当事者が反省せず謝罪の意を示さなかった場合、離婚した場合などは、いずれも慰謝料が増額され得ます。
  • ④被害者の状況(心身の不調の有無など)
    被害者である配偶者が、たとえばうつ病になり、通院治療を余儀なくされた場合などには、慰謝料が高額となり得ます。

監修者プロフィール

弁護士 片岡 憲明

弁護士 片岡 憲明

弁護士法人 片岡法律事務所 代表
愛知県弁護士会所属 登録年(平成15年)

1977年岐阜県大垣市生まれ。東京大学法学部卒業、2001年司法試験合格。2003年より弁護士登録し、名古屋市を拠点に法律実務に従事。現在は、弁護士法人片岡法律事務所に所属。

企業法務・交通事故・民事再生といった案件に携わった経験をもとに、現在は個人・法人問わず多様な相談に対応している。特に、離婚・相続などの家事事件や、労働問題・特許訴訟など企業法務に強みを持つ。

愛知県弁護士会および日弁連の各種委員会にも長年にわたり参加し、司法制度や法的実務の発展にも尽力。

常に変化する法的課題に真摯に向き合い、依頼者一人ひとりにとって最良の解決を目指している。

電話で問い合わせ052-231-1706
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